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【感想】湯浅政明監督「夜は短し歩けよ乙女」は人の縁を描いていた。

 

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 どうも、タコヤキです。
 今回はアニメ映画の感想です。

 

「四畳半神話体系」というアニメ制作人による、
 アニメ映画夜は短し歩けよ乙女です。

 

 

 原作は森見登美彦さんの小説で、累計売上130万部を超えるベストセラーとなっている人気作ですね。京都を舞台にした奇想天外の諧謔に溢れた恋愛?ファンタジー作品。

 

 

「四畳半神話体系」が好きだった人は、絶対に見たほうがいい作品です。
四畳半で出てきたキャラクターもちょいちょい出てきます。舞台も京都ですし。

 


予告映像


『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告

 


基本情報

 「夜は短し歩けよ乙女
監督:湯浅政明(ピンポン THEANIMATION)
脚本:上田誠(ペンギンハイウェイ)
原作:森見登美彦(四畳半神話体系)
出演者:星野源地獄でなぜ悪い
    花澤香菜ゼーガペインはたらく細胞
    神谷浩史夏目友人帳物語シリーズ
    秋山竜次(デトロイド・メタル・シティ)
    中井和哉(ワンピース、戦国BASARA) 
    甲斐田裕子蒼穹のファフナーROL、機動戦士ガンダムUC
    吉野裕行ヴァンドレッド機動戦士ガンダム00)
    諏訪部順一Fate/stay nighit、俺たちに翼はない
    新妻聖子とある飛空士への追憶
    悠木 碧(魔法少女まどか☆マギカ僕だけがいない街
    檜山 修之(勇者王ガオガイガー機動戦士ガンダム第08小隊)
    山路 和弘(龍が如く進撃の巨人
    麦人グラップラー刃牙
音楽:大島ミチルゴジラ×メカゴジラリトルウィッチアカデミア
主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION(荒野を歩け)
上映時間:93分
公開日:2017年4月

 


簡単なあらすじ

 「先輩」は1年前から後輩である「黒髪の乙女」に恋をしていた。「先輩」は彼女を日々追い掛け、なるべくその目に留まろうとしていた。しかし、その「黒髪の乙女」はなかなか「先輩」の想いに気づかず、好奇心のままに夜の先斗町を歩んでいく。2人はそれぞれの場所で奇妙な人達と出会う。2人は不思議な夜を過ごすことになる。

 


夜は短し歩けよ乙女」の見所
・巧みな台詞回し
・不思議な世界観
・言葉の面白さとテーマ性

 


こんな人にオススメ!
・湯浅監督作品が好きな人
・四畳半神話体系が好きな人
・青春系の話が好きな人

 


こんな人には勧められないかも。
・原作ファン

 


この作品が好きな人にオススメ!
・四畳半神話体系
・ピンポン

マンチェスター・バイ・ザ・シー

www.takoyaki-blog.com

 

 


感想:超高速の展開!初見には辛いかもしれないけど、やっぱり好き

 

 映画では一夜の話となっているんですが、原作では春夏秋冬の1年の話なんです。

 それだけで、本映画がどれほど凝縮させた作品であるかは予想がつくかと思います。

 よくこれ、90分にまとめて映画という形にしたな。と、ある意味で驚嘆しましたね。

 

 確かに荒いシーンはたくさんあったけど、概ねテーマはなんとか描かれてはいましたね。初見にはちんぷんかんぷんっていう声も聞きますから途中脱落した人もいそうですけど。次々と変わる展開についていけない!っていう人はいますね。

 

 それでも、やはり言葉回しは湯浅監督による映像手法は印象に残るものがありますし、つぼに刺さる人は多いかと思います。ただ、いかんせん超展開が速いのでジェットコースターをずっと下っているような心地になりますが。

 

 テーマの「ご縁」は色々な面で描かれているのはわかると思います。 

 古本での話や、風邪の話、お酒の話、そして先輩の話。

 

 すべてが街で繋がっていて、良いことも悪いことも「ご縁」として繋がっていて、孤独ではないということがコミカルに優しく描かれています。

 

 繋がっていることは風邪のように良いことばかりではないんですけど、良いこともあるし、恋が繋がることもあるし。何より大きいのは、孤独ではないということが一番だなぁ、なんてことを思ったりしました。すっげー幸せな話なんですよね。これ。

 

 そんな繋がっている人々を不思議な夜の京都が暖かく包んでいて、ワイワイやっていってるというのは、とても気持ちが温まるような舞台だと思いました。

 

 しかし、もうちょっと欲を言えば黒髪の乙女の渡り歩くシーンをちゃんといれて欲しかった。

 

 映画版「夜は短し歩けよ乙女」は確かに無理やりぎゅうぎゅうに詰め込んで、荒い映画とも見れるのですが、よくこの尺でまとめたなぁと思います。

 

 丁寧に描かれた映像も見たいものですが、そこは原作をチェックしましょう。

 楽しくて、ほっこりする映画でした。

 

 

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 今回は以上です。

ーそれでは、また。