スポンサードリンク

日本人全員に読んで欲しい名著「ペンギンの国のクジャク」感想

 

f:id:takoyakitanosiku:20180614221040j:plain

 

 どうも、タコヤキです。
 梅雨の時期に入りましたので、引きこもりです。
 いつものことですが。働きたくないです。

 

 今回紹介するのは「ペンギンの国のクジャクという本です。

 kindle版はないので、ぜひ紙の本で読んでみてね~。

 

 

 この本は以下のことを感じている人にオススメです。
 参考になれば幸いです。

 

・古い体質の組織から脱却したい。
・個性を活かして生きていきたい。
・サラリーマンで生きるのに苦しい。別の生き方をしたい

 

 内容的には童話のようなリアルな社会の話です。

 登場人物は鳥やペンギンですが、全部人間組織という風に見るのが吉です。

 

 あるところにペンギンの国がありました。
 そこではみんなが過去のやり方を変えずにペンギンの言うことを聞いて、ペンギンの真似をして生きていたら出世できるなり、幸せになれるみたいな国です。

 

 まるでどこかの国のようですね~。(皮肉)

 

 そのペンギンの国に、ペンギンとは違う派手だったり、個性的な鳥たちがペンギンの国で仕事をしていきます。
 ペンギンの国にきたクジャクをはじめとする鳥たちは、各鳥?自分の個性や得意なことをして仕事の成果をあげよううとします。しかし、それがペンギンの国のペンギン達には鼻につくものでした。

 クジャクをはじめとする鳥たちは、ペンギンの国に失望を覚え、別の場所に飛びだって活躍していくっていう話です。

 

 出る杭は打たれるですね。どこかの国ですね。

 

 

 

 この本を読んで一番印象に残ったのは、

自分の本質は変えられない

 という箇所。

 

 

 クジャクの派手な翼は変わりようがないです。

 

 それをペンギンの国の風習に合わせて、無理やり変えようとしたり、適応しようとするとすごい苦痛を伴います。自分を常に殺すようなものですからね。

 

 それでお金が稼げればいいじゃないかという人もいますけど、それはあまりにも辛いし、死んでいるようなものではないかと僕は思います。

 

 人間も根っこの部分はほぼ変わらないです。今まで暗い人間がいきなり明るくなることはありませんし、喋るのが苦手な人が流暢に人と苦もなく喋れるようになれるはずがありません。

 

 人間は自分の変わらない本質とうまく付き合って、少しばかりの改善をしていくしかないと思います。そしてなるべくなら自分の本質と合っている組織や仕事をしていったほうが幸福度は高いと思う。お金は他人と比べなければ、そこまで気にするものではないと思うし。僕なんか生きていくだけのお金があれば、とりあえずOK!っていう人だ。

 

 でも現実では、そうもいかないってのはよく分かります。

 僕もそうなので。でも、この本はそんなマイナスな雰囲気から脱却するヒントが存在する。

 

 この本でクジャクたちは、自分の個性を活かせる「チャンスの国」に旅立ちます。

 

 「チャンスの国」は自分を偽らずに、のびのびと自分の得意なことを活かして仕事を行い、パフォーマンスを高めていきます。そこには多様性とモチベーションがあり、素晴らしい製品を生み出す国です。

 

 この「チャンスの国」といのは、何もビジネスに限定する話にするべきではないと、僕は思っている。なぜなら、ビジネスも多様性の中の一つの価値観にすぎないからだ。ニートや引きこもりだって大きな社会の一部。ビジネスが得意な人だけが幸せというのうは、ちょっと窮屈な気がする。

 

 この本は組織編制を考えなければならないサラリーマンや経営者だけに留まらず、自分という一人間のために読んで欲しい。

 

 ビジネスが苦手な人でも、絵がうまかったり、話すと落ち着く人だったりと、市場での価値は低いかもしれないが、市場の外の価値は大きかったりする人は割りと多くいると思う。それが新しい価値を生み出す可能性だってある。

 

 日本人は画一で、異常がなく、素直でみんなと調和するような人材が好まれるが、その分、同調圧力というものが凄まじい。ネットによって多様なライフスタイルや趣向が現れるなか、そういった社会はもう年々辛いと感じる人は増えているし、いつまでも持続できないと思う。

 

 だから「チャンスの国」を目指すクジャクたちの本を日本人全員に読んでもらいたいのだ。そして、それは他人を許すことにもつながる。最終的には経済的にも幸福的にも良いことにつながるのではないか。

 

合わせて読んで欲しい。許す勇気。↓

www.takoyaki-blog.com

 

 

 「チャンスの国」というのは多様性に富んで、ありとあらゆるものが一つの価値に囚われない、非常にカラフルな国だと僕は思っている。

 

 そこでは多様な価値を認め合い、リスペクトして切磋琢磨していく。

 けれど、それは競争ではなく協働の世界だ。

 

 ペンギンの国では他人の欠点に目がいくのが特徴だが、「チャンスの国」では他人の良いところにフォーカスが置かれ、協働していく。

 

 日本もペンギンの国から少しずつ脱却していき、多様性に富んだ社会と精神を培っていければなと思いました。子供から大人まですべての人にオススメできる良本です。

 ぜひ読んでみてください。

 

 今回は以上です。

ーそれでは、また。