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苦しんでいる引きこもり必見!勝山実「安心引きこもりライフ」感想

 

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 どうも、タコヤキです。
 相も変わらず読書感想文です。

 

 今回は勝山実さんの「安心引きこもりライフ」という本です。

 

 

 勝山実さんは引きこもりの名人です。


 なんやねん、それ。って思う人はとりあえずwikiにものっているので、みてください。どんなことが書いてあるのだろうとワクワクして読んだのですが、良い意味で期待を裏切ってくれるすがすがしい一冊でした。

 

このほんの面白いところはズバリ、勝山さんの引きこもり節!

 

 最初はギャグかと思いましたが、所々で本質的な問題を突いているのも、この本の面白いところ。さらには障害年金とかの話もあって実用的な面もあります。このあたりは本当に困っている人にとっては参考になると思います。この国はそういったものは申告制なので、お金に困っていたら国の制度をしっかり調べましょう・・・。

 

 さて、そういった実用的な面もためになりますが、面白いのはべつのこと。
 メチャクチャはしょって言うと、引きこもりを無理やり社会復帰させるのはほぼ無駄だから、引きこもりという生き方を肯定して引きこもりとして生きよう!

 

 みたいな感じ。

 

 引きこもる方もそれなりに繊細な理由があります。なんでも画一的にニートとか引きこもりとかを定義付けても、問題点は十人十色。

 

 実際、引きこもりを更生させて、まともな社会人として社会復帰した人間ってどれだけいるんですかね?特に日本なんて労働環境劣悪だし・・・

 

 僕はニートや引きこもりの人は無理に社会復帰しなくても良いと思う。

 

 なぜなら仕事は人余りの状態になりつつあるからだ。最近は人手不足と叫ばれているが、劣悪な労働環境における低賃金の仕事がほとんどである。

 

 将来的にはAIやロボットの活躍で、仕事の絶対数は少なくなっていく。低賃金とかスキルに関係なく、コンピューターと親和性の高いものから減っていく。そこに努力や知能の差はほとんどない。そんな未来に、無理に既存の働き方(正社員)と価値観をもって社会復帰する価値は少ない気がする。

 

 それよりも仕事が少なくなって、あまり働かなくてよくなった人の人生の楽しみ方や生き方を模索していった方が価値があると思う。(生活費の問題は別問題としてます)

 

 仕事が人口知能で急に無くなって、やることが無くなった人たちに仕事以外の何かを示したり、発信していくべきだ。いやおうなしに仕事が少なくなっていくというなら、働いて賃金を貰って生活するというライフスタイルを変えていかなければならない。

 そういったのを実践できる人は引きこもりやニートが適していると思う。

 

 だから、引きこもりは無理に働かずに引きこもりを極めて、ハッピーライフを目指していくのが良いと思う。働かなきゃ幸せになれない、なんてことはない。堂々と引きこもってクオリティライフを向上していけばいい。

 

 僕はベーシックインカム貰いながら、興味あることを勉強したり、生産したり、ある人は少し休んだりと、様々な選択肢が選べるという社会が望ましいと思う。強制的に人を働かせるシステムは続かない。引きこもりも選択肢の一つとして許容されてもいいと思う。

 

 真面目なことを言いましたが、基本的には独特の口調で引きこもりの美学を語っていくといった感じです。引きこもりの方にはもちろん、引きこもりでない人にも読んでみてほしい本です。

 

 

 引きこもり、ニートに関する本ではこちらもオススメ!ぜひ読んでみてください。

 

www.takoyaki-blog.com

 

 

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 今回は以上です。

ーそれでは、また。