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うつ病気味の人間はすぐ読め!田中圭一「うつヌケ」感想

 

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 どうも、タコヤキです。
 良い本を読みました。こちら田中圭一さんの「うつヌケ」です。

 


 少し前に話題になりましたよね。
 なんとなく表紙とか見たことある人も多いのではと思います。
 手塚治と藤子・F・不二雄を足して2です割ったような絵ですね。

 

 内容はズバリうつ病について


 この本はうつな状態から復帰した人を何人か取材され、うつ病になるトリガーを探っていく、といった本です。

 巻末に分かりやすいまとめが載っているので、読み終わった後でも楽に内容が確認できます。かなり親切設計です。


 ちょっと最近憂鬱気味という方などはぜひ読んで頂けたらと思います。心が軽くなり、うつ病の対策のヒントにもなるかもしれません。


以下読んでて印象に残ったところ↓

 

うつ病は妖怪のようなもの

 これだけ切り取ると、なんだそりゃってなりますが本書を読むと納得がいくと思います。

 

 うつ病は誰にでも起こりうることであり、完全には消し去ることかできない存在。だから、上手に付き合っていくことが大事。

 

 簡単に言うとこんな感じです。

 

 本書では気圧や天候の悪化に合わせてうつになるという方がいらっしゃいました。日常のひょんなことで誰にでも鬱になる可能性がある。

 僕自身、たまに軽度な憂鬱になる時がありますが、そこまでといった感じです。
これからは軽度なうつになったら、全部天候のせいにしてやろうと思います。そうすることで気が晴れることもあるそうです。

 

・自己肯定の重要性

 本に出てくる人は僕から見たら、みんな仕事も優秀で頑張り屋な人たちばっかりでした。(1人くらいダメ人間はいなかったのか・・・)そんな人でも鬱になるし、仕事の調子が良い時でも鬱になるというのは正直驚きました。

 

んで、鬱になりがちな人は自分を責める傾向があるそうです。

 

「なんでこんなこと出来ないんだ」
「もっと頑張らなければ」

 

 仕事が得意で積極的な人ほど、こういう気持ちになる状況にエンカウントしやすいと思うのですよね。(僕は仕事はだるいんで、そもそも自分を追い込むようなことはしないようにしてますww)

 

 確かに自分も周りと比べて、積極性がなかったり同じことが出来ないと落ち込むことが多かった気がします。学校とかそんな感じでした。

 でも、もう自分はダメ人間なんだから、仕事とか真面目なことで比べてもあんまり意味がないし、自分を痛めつけてるだけだなぁ、と思って早めに自分を受け入れられたんですよね。

 

 本書でも鬱を和らげる自己肯定術で、自分を許す、認める、解放するとありました。
これが僕は重度なうつ病になる前にすんなりと受け入れたのが良かったと思う。自分を認めずに周りと争い合っても消耗するだけです。苦手なことやできないことははやめに認めて、改善するか諦めるかのどちらかにしましょう。

 

 とりあえず、仕事とかでうまくいかなくても、出来ない自分を認めて許してやって下さい。下手をしたら本当に自殺までいってしまう方もいます。

 自分を許すコツはこの本により詳しく書いてあります。

 

・仕事が出来ない人や嫌いな人はどないすればええねん!

 

 本書、このことがあんまり書かれていません笑

 

 小さな達成感を得られるものが良いとありましたが、けっこうアバウトです。
例でいったらプラモデルとか。

 仕事で自己肯定が難しい人にとってはゲームとかそういうのでもいいですね。それが生活費につながれば最高なんですけど・・・

 このあたりはもっと深く考える必要がありそうです。

 しかしこれが一番やっかいな問題だろうなぁ・・・。

 

まとめ

 うつ病は誰にでも起こりうる可能性があり、ひょんなことでなることもある。

 自己肯定を重要視し、自分を恋人のように大切に扱うこと(許す、認める、適度に欲望を解放してあげる)


 そのためにも自分を肯定してくれる環境に近づき、否定するものは距離をできるだけ置くこと。

 

 ちょいと長いけどこんな感じですかね。改めて見ると簡単じゃんって感じるけど、うつ状態になったら難しいのかもしれません。心構えと自己肯定術を意識してるとうつ病予防になるかも。皆さんも気をつけて下さいね。

 

 今回は以上です。
 ーそれでは、また。