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記者魂!スピルバーグ最新作「ペンタゴンペーパーズ」感想!

 

 どうも、タコヤキです。
 3月30日に公開されたスピルバーグ最新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高』を見てきました。

 

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 内容的には少し前にやった『スポットライト 世紀のスクープ』と話自体は似ていますが、『ペンタゴン・ペーパーズ』はかなり政治色が強い作品になっています。っていうか同じ脚本家の人が関係しています。

 テーマも微妙に違うところがあると感じました。詳しくは下のほうに書いています。


 熱い作品ですので、ぜひ劇場でチェックして見てください。

 

基本情報

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書


 監督:スティーブン・スピルバーグ

 脚本:リズ・ハンナ

    ジョシュ・シンガー『スポットライト 世紀のスクープ 脚本』

 製作:エイミー・パスカル

 出演者:メリル・ストリープ『クレイマー・クレイマー』『ソフィーの選択

     トム・ハンクス

 音楽:ジョン・ウィリアムズ

 撮影:ヤヌス・カミンスキー

 上映時間:116分

 公開日:2018年3月30日  

 

簡単なあらすじ

 ベトナム戦争が泥沼化とし、戦争に対する疑問や反対が高まっていたアメリカ合衆国。そんな中、ニューヨークタイムズベトナム戦争の分析や報告書を記録した最高機密文書のペンタゴン・ペーパーズをスクープとして取り上げる。ワシントン・ポストの発行人のキャサリンニューヨークタイムズと手を取り合い、決死の覚悟でペンタゴン・ペーパーズを発行しようとする。だが政府はキャサリンらを差し押さえしようとしていたがー。

 

 ペンタゴンペーパーズの見所
 ・記者の熱い奮闘記
 ・社会風刺
 ・俳優豪華

 

 こんな人にオススメ
 ・政治絡む話が好きな人
 ・権力に立ち向かう話が好きな人
 ・社会風刺作品が好きな人

 

 こんな人には向いてないかも
 ・アクション要素求めている人
 ・奇抜なシナリオを求めている人

 

 こんな作品が好きな人にオススメ
 スポットライト 世紀のスクープ
 ・裏切りのサーカス

 

感想:政治の話がややこしいけど、王道ストーリー

 結構難しめの話だと思いましたが、改めて見るとシナリオ自体は王道一直線です。人間関係や組織図の把握が大変ですが、あまり理解できなくても楽しめます。

 

 権力に対して記者が立ち向かって、一矢報いるっていう話は何度見ても爽快ですね。

 

 報道は統治者ではなく、国民に対し従事すべき

 という台詞もカッコいいです。
 どこかの国のメディアに爪の垢を煎じて100杯くらい飲ませたいですね。いや、ほんとに。旬すぎるでしょ。この映画。

 

 そんな痛快で王道のペンタゴンペーパーズでした。

 

 けど、映画的には前半結構退屈しましたね。少し予習していったほうが良かったです。盛り上がりや衝撃度的にはスポットライトの方が上だと感じました。


 ペンタゴンペーパーズは投獄される可能性もあったわけなので、そのあたりの英断のシーンは強烈ですね。スポットライトにはない緊迫したシーンがみれます。

 

 スポットライトは真実を知らせるのが命題だったので、衝撃度も高く、映画的に盛り上がり要素が大きかったと思います。
 一方、ペンタゴンペーパーズは真実よりも権力者に屈さないというのが命題になっていると感じました。政府の脅しや差し押さえに屈さずに真実を公開するという信念です。素晴らしいですね。

 

  これは、同じような報道系の王道ストーリーでも若干違うところです。
 その違いをいしきして見るとより本作を楽しめると思います。

 

 ラストシーンの新聞発行のシーンは勢いもあって、突き抜ける感覚がとても爽快です。「してやったぜ!」みたいな感覚でした。前半が静かに進行していただけ、爽快感はましましです。

 

 スポットライトもNetflixでも配信が始まっているので、興味のある方はぜひ鑑賞してください。とても良い作品です。

 そして、ペンタゴンペーパーズもぜひ見にいってください。今の日本にとってはかなり旬な作品ですので。

 

今回は以上です。
ーそれでは、また。