悲しき物語。ロバート・ゼメキス監督作品「マリアンヌ」感想
どうも、タコヤキです。
今年2本目の映画レビュー記事です。
今回は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス監督作品。
「マリアンヌ」という映画です。
結構昔の映画臭がしましたが、2017年に公開されたもの。
ロバート・ゼメキス監督の作品は安定していますので、どれも面白いですよ。
基本情報
「マリアンヌ」
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:スティーブン・ナイト
製作:グレアム・キング
出演者:ブラッド・ピット
マリオン・カティヤール
ジャレット・ハリス
サイモン・マクバーニー
音楽:アラン・シルヴェストリ
上映時間:124分
公開日:2017年12月
簡単なあらすじ
時は第2次世界大戦下の1942年、主人公マックスはナチス・ドイツの主要人物暗殺のために、工作員としてモロッコで暗殺任務を行う。その際にフランスから「マリアンヌ」という味方の工作員と共同で任務にあたることになった。
任務は無事成功し、恋に落ちた二人は任務後に結婚する。その後は戦時中ではあるが子供も生まれ、幸せな家庭を築いていた。
しかしある時、軍に呼び出され信じられないことを告げられる。
「お前の妻、マリアンヌは二重スパイの疑いがある」
「マリアンヌ」の見所は?
・きれいなシナリオと悲哀
・絶妙な緊迫感
・美しい役者たちとその演技
「マリアンヌ」はどんな人にオススメ?
・サスペンスとメロドラマが好きな人
・ロバート・ゼメキス監督が好きな人
・ブラッド・ピットが好きな人
どんな人には勧められない?
・サスペンスが好きでない人
どんな作品が好きな人にオススメ?
・裏切りのサーカス
・ロバート・ゼメキス作品(キャスト・アウェイ、フォレストガンプ)
・007シリーズ
感想:ありきたりなシナリオだと思ったけど、十分に楽しめる
特になんの事前情報を仕入れていませんでしたので、主人公マックス(ブラピ)がマリアンヌに騙されて、絶望する話なのかなと思っていました。(性格があまりよろしくなくてすいません)
前半はちょっとメロドラマ風な感じで、いちゃいちゃしながら任務を遂行していきます。これはもうシナリオ的にはちょっと退屈かもしれません。
後半は妻にスパイ疑惑がかけられて、主人公マックスが職権乱用しまくりで真実を確かめようとします。面白いのは後半ですね。
ここまでいうと、だいたいはオチは想像つくと思います。
ありきたりなシナリオなんですけど、緊迫感と役者の演技でこうも面白くなるものなのか、と驚きました。構成もきれいに整えられています。
演技も細かいですし、カメラワークも工夫しています。絶対に主人公視点からはずさないとか、鏡の使い方だとか。
この映画の面白いところって、本当に王道のストーリーと役者の演技力というものを堪能してくださいっていう感じ。シナリオ面では変に凝ったものでもないし、超展開というのもありません。昔からある王道のシナリオです。だからからなのか、どこか昭和的なオーラがあります。「マリアンヌ」はそれをブラッシュアップさせたようなものであり、正当進化させた作品というものでしょう。
正当で王道、しかし飽きを感じさせず面白さを生み出し、高い評価を得ているのは、映画の普及のテーマなのかなと思います。
雰囲気的に「ボディ・ガード」に似てるんですけど、僕は「ボディガード」は楽しめませんでした(笑)しかし、「マリアンヌ」は楽しめました。ロバート・ゼメキスの力なんですかね・・・。
今回は以上です。
ーそれでは、また。