ネットフリックスオリジナル映画。ダンカン・ジョーンズ監督『Mute』感想!
どうも、タコヤキです。
さて、今回の映画はネットフリックスオリジナル作品です。
ネットフリックスでしか見れない映画ですよ。
ダンカン・ジョーンズ監督の『Mute』(ミュート)です!
ダンカン・ジョーンズ監督は「月に囚われた男」や「ミッション・8ミニッツ」の監督です。
この2作は文句なしで楽しめるSF映画ですので、ぜひ見て下さい。
こちらでも紹介していますので、ぜひ見て下さいね~
SF映画でも有名な監督ですね!ちなみにデイビット・ボウイの息子でもあります。
そんなジョーンズ監督のネットフリックスオリジナル&新作の『Mute』をレビューしていきます!
基本情報
『Mute』
監督:ダンカン・ジョーンズ
脚本:ダンカン・ジョーンズ
音楽:クリント・マンセル
出演者:アレクサンダー・スカルスガルド
ポール・ラッド
ジャスティン・セロー
公開日:ネットフリックス 2018年配信
簡単なあらすじ
2052年のドイツ、ベルリンが舞台となっている。主人公のレオは幼少期の事故で声を発することができなくなっていた。そんなレオはクラブのバーテンダーとして働いており、そこで出会ったナディーラを愛していた。ある日、ナディーラは失踪して行方知らずとなってしまう。レオはナディーラを探すためにネオンに照らされた街を探っていくがー。
『Mute』の見所
・ブレードランナーのような世界観
・SFノワール
・月に囚われた男と世界観を共有してる
どんな人にオススメ?
・ブレードランナーのような近未来の世界観が好きな人
・王道的なノワール映画が好きな人
どんな好きな人にはオススメできない?
・SF映画が好きではない人
どんな作品が好きな人にオススメ?
・ブレードランナー(2049も!)
・月に囚われた男
・ゴーストインザシェル(個別感想もあります↓)
感想:リアリティがあるブレードランナー的世界観
『Mute』の一番の見所はなんといってもその世界観ですね!
ぶっちゃけた話、シナリオよりも世界観だけでSFファンは楽しめると思いました。
世界観はブレードランナーのように少し退廃しつつ、ネオンの光で色んなものが蠢きあっているまさにブレードランナーのような世界観です。
ブレードランナーは完全に未来ですが、『Mute』は現代に馴染み深いスマホが、骨董品のように扱われています。これがすごい親近感を抱き、『Mute』の世界観に没入できます。
この世界観は本当によくできてて素晴らしいなァと思います。
し か し
ストーリーが全然SF関係ないのがもったいない!!!
シナリオは男が愛する女を求める話なんですが、びっくりするほどSFの世界観と関係ないんですよね~。なんのためにこんな良い世界観を作ったんだよって感じ。
話自体は特に小難しい話ではなく、むしろ王道的でまっすぐな話なんですが、本当にSF関係ない。
もっとこのSFの世界観を活かしたシナリオが望ましかったと思うんですよね~。
シナリオと世界観が乖離しすぎなんですよ。番外編みたいな映画でした。
それでも「月に囚われた男」と繋がったのはファンとしては嬉しかったですね。
この世界観をもっと活かしたシナリオが欲しいですね~。
しかし、ネットフリックスオリジナル映画でこのような濃厚なSFの世界観が作れるのはすごいと思います。あともう一押し欲しかった作品でしたね。次回作に期待です!
今回は以上です。
-それでは、また。