前作以上の壮大なスケールと迫力!映画「バーフバリ 王の凱旋」感想!
あけましておめでとうございます。
タコヤキです。
新年1本目の映画はこれです。
年末公開した「バーフバリ 王の凱旋」です!
この映画は「バーフバリ 伝説誕生」の正式な続編であり、完結編となります。
インド映画で最大のスケールを誇り、世界興収300億円を突破し、インド史上最大のヒット作となった本作、「バーフバリ 王の凱旋」。圧倒的な映像迫力と音楽、ドラマ力も申し分なし、全てが観客の想像力を遥かに上回る超大作映画です。
これをみずに今年は始まらないですよ・・・・!
基本情報
「バーフバリ 王の凱旋」
監督・脚本:S.S.ラージャマウリ
音楽:M.M.キーラヴァーニ
主演:プラバース
ラーナー・ダッグバーティ
アヌシュカ・シェッティ
サティヤラージ
ラムヤ・クリシュナ
公開日:2017年12月29日
上映時間:141分
簡単なあらすじ
前作で自分の出生を聞かせれることになったシヴドゥ。
本作は過去篇。シヴドゥの父親と母親の話から始まる。
父、バーフバリは何故殺されたのか?母デーヴァセーナは何故25年間も鎖に繋がれていたのか?そのすべての謎が明かになる。
そして、シヴドゥがすべての真実を知ったとき、暴君バラーラデーヴァに戦いを挑む
バーフバリ 王の凱旋の見所
・圧倒的規模の映画。(ハリウッド普通に超えてると思う)
・圧倒的映像とアクションの迫力、音響のすごさ
・まさに伝説のようなシナリオ
どんな人にオススメ?
・迫力のある映画が好きな人
・アクション映画が好きな人
・っていうか、どんな人でも楽しめる
どんな人には勧められない?
・ない。とにかくみんな見て欲しい
どんな作品が好きな人にオススメ?
・スリーハンドレッド
・神と王 エクソダス
・レッドクリフ
感想:全てが前作を超え、映画史上最大の叙事詩!
本当に素晴らしい出来でした。
前作のスケールを遥かに超えて、物語は加速し、空前絶後の超大作となっています。
王の凱旋では物語の時間軸的には過去編からスタートします。
このあたりは前作をしっかりチェックしてもらったほうがよいでしょう。
それはこちらからどうぞ↓
この過去編が本当に面白い!
母親役であるシヴァガミの力強さと母の弱さを両面性の演技はとても素晴らしいものでした。 このあたりはドラマ性が際立っています。ドラマ性というよりは歴史スペクタルって感じ。
音楽は終始力強くて印象的なのですが、過去編はドラマが目立っていますね。
最初らへんはバーフバリと妻のデーヴァセーナのメロドラマが主軸ですが、これが除々に行きが怪しくなります。
この雲行きが怪しくなって、本格的に国が揺らいでいくところが非常に面白い。
シヴァガミの動揺も演技が丁寧で作りこまれていて面白いし、奴隷役カッタッパの感情の揺れ動きも胸を打ちます。バーフバリが伯父と言ってくれるあたりが本当に感動的。
内容的には伝説をモチーフとした歴史スペクタル。ある意味王道って言えば、王道なんですがどこか新鮮味が溢れる映像となっています。
それは音楽だったり、インド特有の文化的側面、映像の迫力にあり、場面1つ1つが本当に丁寧に作りこまれています。それがこの映画の底力のつながっているのだと思います。
バーフバリは前作も本作もとにかく作りこみがすごいです。映像や音楽、デザイン面など妥協は一切なしで作られている。それが結果として超スケールのど迫力映画につながっていると思う。
そしてラストシーンへつながっていくのは、子バーフバリの戦い。
そこからはとんでもアクションの連続!
この転換が映画を飽きさせないような作りとなっていて、面白い。過去編の伏線も回収しつつ、怒涛のアクションへと進行していくのは麻薬的な面白さがあります。ラストもすっきりしてて最高!
シナリオ的にはメロドラマ、歴史スペクタル、アクションと大きくわけて3つに分類されていると思います。
その3つのどれもかもが王道的で万人に楽しめる内容。しかし、それを色作る舞台背景やデザイン、音楽、役者の演技がどれも繊細で大胆。なおかつ作り込みがすごい。
アクションにいたっても激しいものもあれば、とんでもないアクション、サム・ペキンバー的なスローアクションと様々な工夫があります。そのアクションも緻密に作りこまれていて、なおかつ大胆でやっぱり面白い。
「バーフバリ 王の凱旋」はそういった緻密で細かいところを極限まで追求した究極の映画ではないかと思います。観客があまり意識しないようなところ。土台の作り込みが半端じゃないんです。音、色、視覚で感じるもの。
まさに映画館でみることに価値があると言える映画です。
見終わった後は放心状態になることは間違いないでしょう。
非常に迫力があり、映像の力が王のごとく強く、なおかつ繊細で情熱と愛おしさを感じる。バーフバリは僕にとってそんな映画でした。
今回は以上です。
ーそれでは、また。