インドのスラム街で育った少年の物語。ダニー・ボイル監督、「スラムドッグ$ミリオネア」感想
どうも、青すぎる空に疲れただけのタコヤキです。
Netflixで「スラムドッグ$ミリオネア」という、映画を見ました!
かなりの名作だと聞いていたので、期待していました。
なんというかドキュメントっぽい映画でしたね。実際にドキュメントではないんですが。
感想は下に書いてあります。ここでは言いません。(笑)
元の原作は小説で、「僕と1ルピーの神様」というのが原作だそうです。
ちなみに映画とは大幅にストーリーが変わっているそうです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
「スラムドッグ$ミリオネア」はどんな人にオススメ?
・サクセスストーリーが好きな人
・クイズミリオネア好きだった人(みのもんたのやつ)
・インド好きな人
~逆にどんな人には向かない?~
・派手なアクションを求めている人
・エグイ描写が苦手な人
~どんな映画が好きな人にオススメ?~
・シティ・オブ・ゴッド
・ブラッド・ダイアモンド
監督のダニー・ボイルは「トレインスポッティング」と同じ監督の人です。ゾンビ映画の「28日後」も監督しています。こちらも気になる方はぜひ。
てか、28日後のブルーレイめちゃくちゃ安いです。
「トレインスポッティング」感想はこちら
~感想~
この映画は最初はミリオネアの番組の回想から始まって、そこから問題を解くごとに主人公の人生が明らかになっていくという構成です。
前半は「どうなるのだろう?」と、と先が気になる感じでした!
子供の視点で描かれるスラムの実態が、映画だとしても胸が痛くなるような光景が多いです。
スラムのことだけでなく、宗教関連も描かれています。こちらも中々胸が痛むようなことが描かれています。
一番びびったのは、主人公が子供の時に転がり込んだあの謎の組織のところですね。
何のために子供にあんなことをするのか分かりませんでした。(これは実際に映画を見て下さい)
後々調べて分かったんですけど、子供に乞食をさせてお金を取りやすくするためには、子供に怪我を負わせて、同情を誘うことでお金を貰うというこがインドではあったそうです。
ひどいときには両足を切断する子供もいたとか・・・。
ひどすぎる・・・
胸が痛くなる光景です。
主人公とその兄貴は辛い人生を送ってきました。
兄貴はマフィアの一員となってしまい、完全に分かれてしまいます。女のこともあって。
この兄貴が最後かっこいいんですよ。
途中はひどい奴だったんですが、最後に魅せつけてくれます。
それでも、最期はやっぱり悲しかった・・・。
こうなるよね。とは分かっていてもやり切れません。
ラストシーンはインド映画恒例のダンスが始まりましたが、なんというか北野武の「座頭一」を思い出しました(笑)
確かに衝撃的な作品だったんですけど、けっこう疑問に残ることが一杯あります。
クイズの正解は結局、全て偶然だったのか?
そもそもあの司会者は何がしたかったのか?
などと腑に落ちないところが多かったです。
そこを無視すれば良い映画だったと思うんですけど、個人的にはちょっと残念でした。つまらなくはなかったけど。
兄貴が良いキャラでしたね。実質の主人公は兄貴でいい気がします。
今回は以上です。
ーそれでは、また。