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死後の世界の証明!NetflixオリジナルSF映画「ザ・ディスカバリー」感想!

Netflixで映画漬けな日々を

 

こんにちは、タコヤキです。


NetflixオリジナルSF映画「ザ・ディスカバリー」は奇抜なアイデアを用いた意欲作でした!

 

内容を簡単に言うとは死後の世界があると証明されてしまった後に、世界中で自殺が頻繁に行われるようになってしまいました。その死後の世界の実態を究明しようとする、研究者の物語です。

 

ずばりこの映画のテーマは人生の意味についてですね。

 

この映画の世界では死後の世界があることが分かってしまったので、現実に希望を見出せなく、死後の世界に希望を求める人達が次々と自殺を実行していきます。

世間的には現実の命を大切にしようという広告がやたらめったら貼ってあります。
このあたりリアルさがあって面白いなぁと思いました。
人生に意味がないと感じている人たちが人生になにか希望をもって生きていけるのかというのは非常に難しい話。
主人公達が研究をしている施設には多くの自殺願望者がいます。そこでは、生きる意味を見出せない人たちに、信仰などを普及させ、生きる意味を与えようと必死です。
さらには、その施設の人間の中には、人を殺すことはあっちの世界(死後の世界)に送ってあげる事なので、悪い事ではないのではないかと思っている人もいます。

 

淡々と描かれているのですが、この命が軽んじられていく価値観と人生の虚無的な感じが生々しくてよく映像として取れているなと感じました。

 

話は死後の世界の研究は進んでいき、ついに自分の体で実験する段階にきました。主人公も仲良くなった女性が、死んでしまったショックで、その女性に会いに自分も死後の世界にいこうとします。

 

そこで死後の世界の謎が明らかになって、プロローグでこの映画は幕を閉じます。

 

今回はネタバレは伏せますが、感想としてはそのオチか(笑)って感じでした。ある意味SFらしいオチではありましたが。

 

個人的にはもっと死や人生についての哲学をもっと語ってほしかったなぁというのが、あります。
そこは映像で表現しているのでしょうが、いかんせん盛り上がりが少ない映画なので、少し眠たくなる部分もありました。
もう少し、テーマを掘り下げてほしかった!
しかし、設定や構成は非常にサスペンス的な要素もあり、とても面白いものであることは間違いないです。
テクノロジーが発達している現代ではこういうこともしかしたらありうるかもしれないなぁと考えると非常にわくわくする内容ですね。監督の次回作には期待しています。

 

Netflixオリジナルでこのような意欲作が公開されつつあるというのは非常に面白い試みです。
Netflix自体はオリジナルドラマに力をいれているので、そちらのほうも時間があればみたいなぁと思っています。
今後も良作なNetflixオリジナル作品が生まれる事を祈っております。

 

今回は以上です。
ーそれでは、また。