ダークでコメディな薬中映画!「トレインスポッティング」感想
Netflixで映画漬けな日々を
どうも、唇かんだタコヤキです。
久しぶりに映画みました。
ここ最近プログラミングの勉強でなかなか忙しいんですよ。
そんなことはさておき、Netflixでトレインスポッティングという映画を見ました。
内容は結構ダークな感じで笑えない話が多いのに、コメディタッチで描かれている、面白い映画でした。
背徳的なところがありますが、酩酊感がなんともいえない気分にさせてくれます。
トレインスポッティングってどんなのが好きな人にオススメ?
・らりっている登場人物が多いのが好きな人。
・風刺やブラックジョークとかが好きな人
・群像劇とか好きな人
逆にどんな人は向いてない?
・暗い映画とかモラルが低い感じの映画が嫌いな人
・DQNとか見ているだけでムカツクっていう人
どんな映画が好きな人にオススメ?
前に感想をあげた「電気サーカス」とも雰囲気似てますね。
主人公たち一行はろくでなしで、薬中です。
毎日薬やったり、強盗やったり、酒場でケンカしたりなどマジもんのダメ人間です。
カイジの10倍くずです。
そんな主人公達の日常がポップに明るく描かれています。陽気な音楽なんてながしちゃってまぁ。
しかーし、やっぱりこんあ生活がいつまでも続くはずがありません。
仲間の一人が逮捕され、主人公は強制的に薬の依存をやめさせるために、家族に監禁されたりされちゃいます。
ここの主人公が幻覚を見ているシーンはすごく良くできていました。
芸術的で見ていて面白いですし、暗い過去や楽しいこともカオスに入り乱れて映像としてよくできています。
そんで、めでたく主人公は社会復帰するのですが他の仲間が見るにたえないレベルの状態に。これはきつかった・・・
一人はエイズにかかったり、一人は指名手配されていたりと悲惨なものでした。
結局一番まともに生活している主人公のもとに指名手配の友達が転がりこむのですが・・・
やっぱりくずゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!
結局、せっかく社会復帰した主人公の生活もむちゃくちゃにされ、クズにカンバックになっちゃいました。
最終的には薬関係で大金を手にして、その金を持ち逃げして、これからはまともに生きますと宣言して、この映画はエンディングを迎えます。
この映画で一番興味深かったのが主人公の性格ですね。
主人公って基本的にはこの悪い友人好きじゃないんですけど、友達だからという理由でなんだかんだ助けてはくれてるんですよね。最後も根が良い仲間だけには金を渡してましたし。
でも、やっぱり縁は切りたいんですけど、そのタイミングが中々なかった。
最後でようやく、手切れ金をぱくってようやく逃走し、めでたく縁を切ることができました。
この主人公って優柔不断なんですね。主体性がない。自己不在。最初のあたりで俺の人生には何かがかけてるって言ってますし。自分で判断して行動したところがラストシーンしかない。
そんな主人公にとって薬は一番都合の良い逃げ場だったんでしょうね。
エンディングの主人公はこれからどうなるのか?
普通に働いている気もするし、また薬に手をだしてそうな気もする。ひょんなことで事故とかでも死にそう。
これからまともに生きるっていってるけど、これって「明日から本気だす」と言っているのとほとんど変わらない。
結局、ダメ人間の宴みたいな映画なんですよね。最終的な答えもないし。
結局環境で決まってしまうと思います。
破滅しそうでもあるし、普通に生きそうでもある。そんなリアルさをコメディタッチで描いているというのは、すごく斬新でした。面白かったです。
今回は以上です。よかったら見て下さい。
ーそれでは、また。