少しSFが混ざった日常系短編集。冬目景「空中庭園の人々」感想!
どうも、囚われた屈辱は反撃の嚆矢のタコヤキです。
「羊の歌」、「イエスタデイを歌って」の作者、冬目景の短編集漫画「空中庭園の人々」を読みました。
なんでこの漫画読もうと思ったのかというと、、、
表紙がふつくしい・・・(8割)
あと、kindleでセールだったかたと、冬目景先生だったから。(2割)
という訳でその感想です。
良かったところ
・日常に不思議を混ぜたほのぼの系なので、読んでて和む。
・扉絵がふつくしい
・全体的に話がきれい
どんな人にオススメ?
・ホリックとか好きな人は、合うと思う。(主観)
・さくっと、ほのぼのしたい人。
・冬目景先生が好きな人(僕はこれイエスタデイより好きです。)
逆にどんな人には勧められない?
・アクションとか派手なもの望んでいる人。
・宇宙人とか小人とか無理な人。
全体的に話が綺麗で、よくまとまっています。冬目景先生の絵も一役かって、なおクオリティの高い短編集となっています。
冬目景先生の短編集ははじめて読みましたけど、かなり良いところに入ると思います。
日常系とか好きな人には絶対にオススメできますよ。
個人的に一番好きな話は「夕闇古書市」ですかね。古書に不思議体験とか、大好きです!この話はホリックが好きな人はかなりドンピシャだと断言します。
時点で好きなのが宇宙人と小人の話です。地味に二つの話がつながっているのが良かった。話の内容もほのぼのしてて、宇宙人も小人もなんだかおちゃめ。癒されます。
反対に微妙だなーと思ったのが、最期の「青密花」でした。
なんだかちょっと、やりすぎた感があります。そもそも僕がこの手の話があまり好きではないってこともありますが。好きな人には申し訳ないけど、これは微妙でした。
なんといっても、全体の雰囲気が良いですね。ほんとに冬目景先生は。
少し冬の寒くて、寂しい感じがこみあげてくるような風景が精彩で、そこに登場人物が少しだけ暖めてくれるみたいで好き。暖炉みたいな漫画です。
というわけで、電車などで暇している人はぜひ「空中庭園の人々」ぽちって、読んでみてください。
よくよく考えたら「空中庭園の人々」って、すごい神秘的なタイトルだ・・・。
ラピュタかなにかかよ。
今回は以上です。
ーそれでは、また。
冬目先生の名作っす。読むべし。読むべし。