スポンサードリンク

【新国立競技場】年齢の近い人が過労死して思うこと

f:id:takoyakitanosiku:20170722110055j:plain

 


どうも、タコヤキです。

 

最近国立競技場で23歳の現場監督が過労で自殺してしまうニュースがありました。

 

電通の事件といい、ここ最近こんなニュースばかり耳にしているような気がする。
僕は彼らとも年が近いので、親近感がある。そして、非常に悲しい思いと怒りが腹からこみ上げてくる。


「うれがウツになりまして」でもそうだが、過労で精神がおかしくなると、まともな判断ができなくなります。

 

www.takoyaki-blog.com

 


その状態では、被害者は会社や社会に殺されたといっても過言ではない。


若い人たちブラック企業を運営している人間や、それを支持する人間に殺されたのだ。
この国では自己責任論は強いが、組織の責任論はあまりきかない。
賠償金さえ払えば、会社は日常が戻ってくる。大手なら倒産もしない。責任者らしき人間もでてこない。


組織っていうやつはかなり無責任だ。

 


僕は過労死したり、精神を患うような会社は間接的な殺人だと思っている。
過労死は合法的な殺人であり、無意識で人を殺している恐ろしいものだ。


そこに組織的に責任を取る人間なんていない。
会社は罪を誰かに着せることと、スキャンダルを沈めることに躍起になる。


よく、会社や社会のせいにするな!という人がいるが、それを100%支持したら社会責任が弱まる。
組織のほうが個人より大きな力を持っているのは明らか。
だから法律で個人の権利を持たせなければ、個人は組織を運営している人間の奴隷となる可能性が高い。
個人の権利はそのようなことを防ぐためにできた、人類の英知だ。
それを否定している人間は、たまたま自分が強い権利を持っている人間の側にいるだけの自己顕示欲とポジショントークでしかない。


毎回このような過労死のニュースみて思うのだが、過労死を当たり前のように出している社会でどこのだれが働きたいと思うようになるのだろうか?


長時間労働、残業は当たり前だ。法律を無視することが会社では当たり前だ。
労働で精神を患った。自己責任だ。
そして低賃金。バイトのほうがマシなのでは?


このような環境では働きたくないというものが増えるのもうなずけるし、納得がいく。
僕の周りの同年代はこのような環境で何十年も働くとかぞっとする。
それなら適度に生きて、早めに死にたいという人もいた。
外国人労働者なんて、このような日本の労働環境をみたら働きにきてくれるのだろうか。
他の国のほうがマシと思われてしまうのでは。
それで人手不足で会社が回らないというのは、会社の自己責任では?


このようなニュースが続く限り、日本の労働市場の魅力はどんどん低くなっていくだろう。
新しい世代がこのような環境から脱し、働き方や暮らしを一から作る必要があるのかもしれない。もう大人は信用できない。


素直に国や大人の言うことを聞いていると、下手したら死んでしまうケースが増えてきた。
真面目に会社で働いたって、報われないケースも増えた。


会社に殺されてはいけない。
会社に依存してはいけない。
会社にコントロールされてはいけない。


僕らはそんな生き方を模索する必要がある。
幸せを再定義する必要がある。
働き方を根本的に見直す必要がある。
大人の常識を疑う必要がある。


僕らはそんな時代に生きている。


今回は以上です。
ーそれでは、また。