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初心者でも読みやすいオススメ海外SF小説10選!

初心者でも読みやすいオススメ海外SF小説10選!

 

こんにちは、タコヤキです。


この前のオススメSF映画に引き続き、オススメSF小説も作りました。
SF小説が初めてで何から読もうかと思っている人にオススメです!

どれも名作なので読んで損は無いはずです!


それでは、どうぞ!

 

 


1、幼年期の終わり  アーサー・C・クラーク

 


 個人的に一番オススメしたいSF小説。新世紀エヴァンゲリヲンの元ネタとなったといわれている作品。恐らくエヴァよりも分かりやすい。人類の始まりと終わり、進化を描く作品だが、そのスケールの壮大さといったら読んでて興奮を覚えるほど。夜中に読んだら間違いなく寝られなくなる。SF小説の中でも名作中の名作なのでまだ読んでいない人はぜひ読んで見てほしい。純文学、サブカルチャーなど様々な形で今も影響を与え続け、愛読されている古典SF。その面白さは本物。

 

 

2、火星年代記    レイ・ブラットベリ


 火星を舞台としたSF。地球人の火星の探検、火星人と地球の衝突などといったいくつもの短編小説が1つの火星の話となる、壮大な火星の歴史を描いた名作SF小説。
とにかく物語のスケールの壮大さがすさまじい。ただの仮想歴史小説ではなく、人間の悲しい性や罪を描いているのも必見。読み終わったときには、ほろりと涙がでてきそうな切なくなるような気持ちに駆られる。
広大な歴史の中で人間のちっぽけさを痛感するし、どこか美しさも感じる。頭の中で宇宙の中にある地球が美しく、イメージでき、読者をその世界へと案内してくれる。

 

 

3、一九八四年    ジョージ・オーウェル


 最近、アメリカで再びベストセラーになっているという名作SF小説。内容は管理社会のディストピアが舞台。
テリー・ギリアム監督の「未来世紀ブラジル」という映画の元ネタであり、2ちゃんねる創始者西村博之の設立した会社「未来検索ブラジル」のモデルとなったのがこの映画。歴史の改竄や絶対服従を強いる政府の体制からの反抗を描くが、世界観がなんとも恐ろしい。監視されるのが当たり前の全体主義的近未来は読むものの恐怖を駆り立てる。なぜ、アメリカで再びベストセラーになったのか?よく考えて読んでほしい。

 

 

4、アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック


 オススメのSF映画10選でも紹介したが、はっぱり外せないのがこの作品。
 映画でもそうだが、原作ではより哲学的な要素がちりばめられている。自分は果たして人間なのか、人間と思い込んでいるアンドロイドなのか。その境はなんなのか。魂はどこに帰属するのかを描く名作中の名作。フィリップ・Kディックは他のSF小説も名作と名高いものをいくつも残している。古典SF小説家の巨匠の一人に間違いなく入る作家なので、彼のほかの作品「高い城の男」、「流れよわが涙、と警官は言った」も非常に面白く、評価も高いのでぜひ読んでみてほしい。

 

 

5、宇宙の戦士  ロバート・A・ハインライン


 機動戦士ガンダムの元ネタの1つになったような作品。世界観がにている。ハードボイルドなところもあり、宇宙の戦士である、機動歩兵の戦いはガンダムが好きだった人にはたまらないものとなっている。戦士や軍隊の葛藤なども描いており、読者をあきさせない。力強くも懐かしさを感じさせる作品。これが面白いと感じた人は、ぜひ「月は無慈悲な夜の女王」も読んでほしい。こちらも濃い世界観とハードボイルドが合わさった名作である。
 

 


6、渚にて    ネビル・シュート


人類滅亡系のSF小説。1959年に映画化もされ、2000年にはドラマ化もされた不朽の名作。
第三次世界大戦が勃発して、世界各地で大量の核兵器が使用された。その結果北半球は高濃度の放射能に汚染されて、その汚染領域が南半球に拡大し、地球全土を放射能が覆うのは時間の問題だった。そんな中の人類最後の日を情緒的に描いた作品。最後の日に人間がとる行動や、心理が非常に面白い。勉強するもの、酔っ払うもの。普通の日常を描きつつも、刻々と滅亡のカウントダウンが迫ってくるのは美しさすら感じる。読みやすく、間違いなく面白いのでぜひ読んでほしい傑作。

 

 

7、地球の長い午後 ブライアン・W・オールディス


 

人類衰退系のSF小説。人類が衰退し、植物が支配者となり人類は細々と生活し、滅亡を待っているという世界観の異色のSF。意味不明な生物や奇想天外な世界観が魅力で、冒険的なところもあり、主人公達は徐々にこの世界の真相を知っていく。似たような作品としては貴志祐介の「新世界より」や、山田正紀の「宝石泥棒」などが好きな人には絶対にオススメできる作品。宮崎駿の名作「風の谷のナウシカ」の元ネタとも言われている作品。
奇想天外の世界のなぞが徐々に明らかになっていく過程が非常に面白い。まさに別世界に連れて行かれたような心地になる作品。

 

 

 

8、夏への扉    ロバート・A・ハインライン

 


タイムトラベルもののSF小説の名作。
恋人に裏切られ、自分の発明も騙され奪われた主人公は30年の冷凍睡眠につく。その後、タイムマシンを利用し主人公は奮闘していく。タイムトラベルものの物語が発足した初期の作品。その後のタイムトラベルもののSF作品に影響を与え続けている、不朽の名作。本作の魅力はそれだけでなく、どれだけ打ちのめされても素敵な夏への扉があると信じて、探し続ける強さも描いている名作。SF小説の初心者として入門の小説としてよくこの小説があげられる。僕も初めて読んだSF小説は「夏への扉」だった。

 

 

9、われはロボット  アイザック・アシモフ

 


ロボットを主題とした短編集のSF小説。いわゆるロボット三原則というものを生み出した名作SF小説である。
ウィル・スミス主演の映画「アイロボット」の元ネタにもなっている。恐らくだが、手塚治の「火の鳥」もこの小説が元ネタの1つである。ロボットと人間の間で起こる事件を短編小説という形で描いており、それらの話はどれも哲学的で考えさせる。コンピューターが人間を幸福にするために論理的に導き出したものが、人間にとっては意にそぐわなかったり、人間を超えたコンピュータが人間の幸福のために人間を攻撃したりなど、非常に面白い題材が詰まっています。最近では絵空事ではなくなってきているので、一度読んで見てほしい作品の1つと断言できます。

 

 

10、 タイム・マシン H・G・ウェルズ

 

 

1985年に発表された古典SF。短編小説の形式なので非常に読みやすいです。
ただのタイムタラベルものではなく、現人類の階級制度の未来や未来の人間の進化の結果を描いている。
個人的にはタイムトラベルものというよりも、遠い未来の人間の姿のほうがテーマ性は強く、非常に身近に感じられる。1985年にこのような小説が生まれていたなんて正直目を疑うほどだ。
内容も複雑なものではなく、気軽に読めるものとなっているので、ぜひ一度手にとって読んでほしい。図書館とかにおいてあると思う。
 

以上、初心者にオススメする海外SF小説10選でした!
いかがでしたでしょうか?どれも面白いものばかりですので、ぜひ休みの日などに読んでみてください。

 

 

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ーそれでは、また。