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古いものから最近のものまで!邦画のオススメ10選を紹介していく。


どうも、タコヤキです。

 

邦画はつまらないっていう人って結構見かけますよね?

僕の周りにも何人かそういう人がいます。

 

しかし、

 

 邦画をつまらないといっている人は、面白い邦画を知らないだけです。っていうか今はシンゴジラこの世界の片隅に、君の名はなどで邦画ラッシュですよ。

 

 これは僕の予想ですが、安易な漫画の実写と炎上が強いマイナスのイメージをもたらしてしまっているのだと思います。

 後は、アクションが好きで爆発シーンとかないと心躍らないみたいな人も一定数いるからですかね。邦画は基本的にアメリカよりも予算が低いので・・・

 

 しかし、しっかりと海外に評価されている作品は多いです。そんな邦画を紹介していきます。

 

① 「生きる」 黒澤明監督 (1952年)

  主演:志村喬

 

 

 

 かなり古いですが、今でも不朽の名作と言われている作品です。

 物語は市役所に勤める無気力な男が、医者に胃癌を宣告され、余命いくばくだと悟る。そこからその男は快楽にふけったりするが、紆余曲折を経て、情熱を取り戻すという話。

 黒澤監督のヒューマニズムが余すところなく描かれている作品。ベルリンで賞を取り、キネマ旬報でも1位を獲得している名作です。

 邦画では間違いなく見ておいて損のない名作であるでしょう。
 黒澤監督は他にも名作が多いので、見ておくべきです。オススメは「七人の侍」、「天国と地獄」、「悪い奴ほどよく眠る」、「隠し砦の三悪人」など。

 

 

② 桐島、部活やめるってよ 吉田大八監督(2012年) 主演:神木隆之介

 

 

朝井リョウの小説を原作とした映画。公開後はネットで話題になり、ロングラン上映となった。ロサンゼルスでも招待映画として上映されている。

 物語はスクールカーストを題材とした群像劇による青春映画。

 バレー部キャプテン桐島が部活をやめたことによって、全校生徒が振り回されるという話。その中にはまったく関係ないような、目立たない映画好きの少年も巻き込まれていく。

 この映画は桐島を中心に振り回される生徒たちの群像劇ですが、その1人1人の心理描写が緻密で面白い。学校生活が楽しくなかったなんて人には胸に突き刺さるような映画。

 

 

③ バトル・ロワイアル 深作欣ニ監督 (2000年) 主演:ビートたけし藤原竜也

 

 

国会にも取り上げられた超過激な映画。R-15。

 物語は1つの狂った国が教育改革として、中学3年生のクラス1つをランダムに選び、無人島につれられ、殺し合いを強制させ、最後の一人になるまで戦わせるというもの。

 過激なアクションも見所の1つだが、深作監督によるメッセージが激しくも切なく描かれている。単なる暴力映画だけに留まらないこの作品は、タランティーノ監督にも大きな影響を与えた。 

 続編もあるのだが、そちらはあまり評判が良くない。深作監督の作品は他にも見て欲しい。オススメは「仁義なき戦いシリーズ」、「蒲田行進曲」、「仁義の墓場」、「県警対組織暴力

 

 

④ ヒメアノ~ル 吉田恵輔監督 (2016年) 主演:森田剛

 

 

ヒミズ」、「稲中卓球部」で有名な古谷実先生の漫画を実写にしたもの。上海国際映画祭にも出品している。R-15。

 物語は冴えない男の主人公が、中学に虐められていた同級生の森田に関わっていく。しかし、その森田はシリアルキラーの殺人鬼となり果てていた・・・。

 最初は恋愛映画のような雰囲気で始まるのだが、途中からシリアスでダークな雰囲気へと一変する。

 実写と聞いて偏見を持ってしまう方もいると思うが、この「ヒメアノ~ル」は良い意味で期待を大きく裏切ってくれる。

 特に森田の演技と悲惨なシーンは思わず息を呑んでしまう。

 

 感想はこちらから

www.takoyaki-blog.com

 

 

 

⑤ 太陽を盗んだ男 長谷川和彦監督 (1979年) 主演:沢田研ニ、菅原文太

 

 

カルト映画の位置づけだったが、最近では評価が上がり、日本映画史上ベストテンで第7位に選ばれるほどの作品となった。
 物語は中学校の理科の教師がひょんなことで、原爆を作ることに成功し、日本政府を脅迫していくという内容。

 内容としてもかなり放送禁止にひっかかるようなものであるが、多くのクリエイター達に多大な影響を与えている作品でもある。

 「シン・ゴシラ」の樋口真嗣や、「惡の華」の押見修造、「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎などといった、様々な人物に影響を与えた歴史に残る作品。

 


⑥ HANAーBI 北野武監督 (1998年) 

主演:ビートたけし大杉漣

 

 

ヴェベツィア国際映画祭でグランプリを獲得した作品。

 物語は義理堅い刑事だった西は、余命いくばくのない妻を見守っていたが、仲間の刑事が凶悪犯に打たれ、部下も犠牲になり、西が犯人を追い詰める。しかし、その後の西の生活は・・・

 黒澤明監督が選ぶ映画100選にも入っており、きれいな青を背景とする、キタノブルーもここで確立された。久石譲の美しい音楽も見逃せない。

 暴力的なところだが、寂しく空しさにあふれた演出やシナリオは圧倒的。

 「アウトレイジシリーズ」で人気だが、「HANA-BI」を始めとした他の作品もぜひ見て欲しい。オススメは「ソナチネ」、「キッズ・リターン

 


新幹線大爆破 佐藤純弥監督 (1975年) 主演:高倉健 千葉真一

 

 

新幹線が速度を落とすと爆破されるという状況下で、犯人と国家が戦う映画。
 和製パニック映画とも言われている。キネマ旬報で1位も取った事がある。
 日本よりも海外で評価が高い。エヴァシンゴジラの監督の庵野監督がこの映画の大ファンだったりする。
 単なるパニック映画ではなく、犯人側の犯行に至った背景や、哀愁漂う感じも見所の1つである。 

 

⑧アヴァロン 押井守監督 (2001年) 主演:マウゴジャータ・フォレムニャック

 

 

近未来に「アヴァロン」という、仮想空間におけるゲームに人類は熱中していた。「アヴァロン」ではゲームのミッションをクリアすると現実でも使える報酬がもらえた。そんな中で、主人公は「アヴァロン」の管理者や幻のゴーストと接触していく。
 アニメと実写を混ぜたような特殊な映像が特徴的。
 現実と虚構、虚構がその人にとって本当に気持ちのいいものだとしたら、それは現実ではないか?というテーマに沿ったシナリオはSFが好きな人には必見である。

 


愛のむきだし 園子温監督 (2009年) 主演:西島隆弘 満島ひかり

 

 

 前編、後編と計237分の長編映画
 父との関係を無くしたくないがために盗撮という罪作りをする主人公がマリアであるヨーコを追い求めていく話。
 変わった演出が多く、キャラクターも変な奴が多いがストーリーはまさに愛がむきだしになったかのような直球のストーリー。
 2009年邦画ベストテンで1位をとり、ベルリン映画祭にも出品されている。
 園子温監督の作品はこの他にも「冷たい熱帯魚」や「ヒミズ」などがオススメである。

 


⑩野火 塚本晋也監督 (2015年) 主演:塚本晋也 中村達也

 

 

大岡昇平の小説が原作で、市川崑監督が一度映画かしているが、これは塚本監督による2015年の映画「野火」を紹介したい。
 太平洋戦争の末期、フィリピンのレイテ島において、日本兵の飢餓を描いた作品。
 圧倒的な映像と迫力で戦争、孤独、飢え、殺人、狂気が描かれている。その映像はかなり衝撃的なもので、見るものを圧倒する。
 キネマ旬報において2位を取り、ヨコハマ映画際にも出品された。

 

 以上です。

 他にも色々あるので、ぜひ見てみてください。