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原作とは別物!古谷実の漫画原作、映画「ヒメアノ~ル」感想!

 
どうも、タコヤキです。
内定記念に5枚ほどDVDをレンタルしてきました。
どれもNetflixには配信されていないものです。
どれも感想をあげていきたいと思います。

 

まず最初の1本目はこれ!
吉田恵輔監督作品、古谷実原作の「ヒメアノ~ル」です。
2016年の5月に公開された映画です。結構最近ですね。

 

 

原作の感想と紹介はこちらからどうぞ!

www.takoyaki-blog.com

 

 

予告はこちらから!予告も凝っていて好きです。

 


ヒメアノ~ル PV

 

 

 

~映画「ヒメアノ~ル」はどんな人にオススメ?~
・陰鬱とした話が好きな人
・狂った殺人鬼とか出てくるのが好きな人
・V6森田さんの演技が好きな人

 


~映画ヒメアノ~ルはどんな人にはすすめられない?~
・過酷ないじめシーンなどが生理的にきつい人
・原作が好きでたまらない人

 

 

~どんな作品が好きな人におすすめ?~
リリィ・シュシュのすべて(岩井俊二監督作品)
ヒミズ園子温監督作品)
パルプ・フィクションタランティーノ監督作品)

 

 

 

原作との変更点について

 まず第一に、原作と映画ではテーマそのものが変更されています。
 しかし、ストーリーの大筋は大体一緒の流れです。

 

 原作のテーマはシリアルキラーの森田が自身の性癖や性格に葛藤しています。
 しかし、実写版映画のほうでは、森田がシリアルキラーになった直接の原因は酷いいじめにあったということに変更されています。

 

 この変更点は作品の性質そのものを変えているといっていいでしょう。

 

 また、映画版ではクライマックスを迎えるために森田君と岡田君は仲が良かったという設定が追加されています。
 これがラストシーンへつながるわけですが、こちらも丁寧に作りこまれていて、悪い改変ではないです。

 

 僕は原作のテーマ性も嫌いではなかったのですが、映画版はよりエンタメよりとなっており、観客が見て納得のいくように丁寧に作りこまれています。

 
 この改変は非常に良かったです。話にも入りやすかったと思うし、森田という人間が映画の中でひときわ明確になっています。


 原作が好きな人でも新しい感覚で楽しめますし、原作未読な方でも楽しめるはずです!


演出について

 

 演出も素晴らしいですね。


 日常と非日常の境界線がはっきりと引かれているところがうまいです。

 

 オープニングでタイトルや出演者が流れるものがありますが、あれが映画の中盤で出てきます。


 これは前半は岡田君とユカちゃんのコミカルな恋愛や日常を描いており、後半はシリアルキラーである、森田君を中心に非日常の世界へと変わっていくかためです。
 
 こんなオープニングの使い方ははじめてみましたのでかなり脱帽しました。センスもあって、最高です。

 

 後は森田君が殺人をしているところと、岡田君とユカちゃんの濡れ場を対比しているところですね。


 画面から目を離せないし、なんとも言えない生理的嫌悪感があります。


 これも岡田君の日常と森田君の非日常を対比した、うまい演出です。

 


ラストシーンについて

 

 原作には無かったラストシーンと森田君と岡田君の関係。
 
 ノスタルジーを刺激し、思わず泣きたくなるようなシーンとなっています。


 V6森田君はこのラストシーンが好きで、このラストシーンがあるからがために出演したと思ったといっているらしいです。

 

 僕もこのシーンは大好きです。
 
 悲惨な過去と現在を経験している森田君にもこんな優しい情景があり、笑っていたのだなぁと思うと、胸が苦しくなります。


 原作では根っからのシリアルキラーに葛藤していますが、映画版では普通のゲームが好きな少年でした。


 この描写は映画だからこそ輝いた、最高のシーンです。

 


まとめ

 

 漫画原作って、あんまり良いイメージがないと思いますが、「ヒメアノ~ル」は完全にあたりの実写です。


 テーマも差別化しており、明確です。
 原作を見ている方も見ていない方もぜひ見て欲しい映画でした。

 

 それにしてもV6の森田さん演技すごすぎじゃね?っていうかジャニーズなのにそんなことしていいの?

 

 以下雑談

 

 和草「久美子がもうちょいがんばってくれれば、あそこまで自体は発展しなかった」

岡田君「マジでそれだわ」 

 

 

 今回は以上です。

ーそれでは、また。