犬を飼っている人は号泣必死!漫画「星守る犬」感想!
どうも、カイジの安藤くらいクズなタコヤキです。
kindleセールで漫画「星守る犬」を読みました。
これめっちゃ泣ける漫画ですよ!
映画化もされており、こちらも評判良いです。
犬の視点で物語は進んでいき、お父さんと一緒に旅にでる話です。
お父さんは普通のサラリーマンで、少し不器用ですが普通にいい人でした。
お父さんは失業してしまい、一方的に妻に離婚を叩きつけられ、そこから飼い犬と一緒に旅にでることになります。
犬の視点で物語進みますが、一緒によく散歩してくれる人が変わったり、今まで遊んでいた人がいなくなってしまったりと、犬から見た切ない状況がとて優しく描かれています。
旅にでた後は、一人と一匹で楽しく旅をするんですが、財布をすられたり、病気になってしまったりでやがては限界を迎えてしまいます。
そこで一人と一匹の話は終わり、漫画としては後半となっていきます。
後半一人と一匹の弔いの話。ケースワーカーさんの視点で話が進んでいきます。
前半の話があまりにもせつな過ぎてこちらのほうは少し印象が薄いです。(笑)
漫画自体は綺麗に話がまとまっていて、泣ける内容なのですが、一番気になったのが作者のあとがきでした。
作者のあとがきで、こういう普通に真面目に生きていた人がひょんなことで、死んでしまったり、路上生活者になってしまったりとずいぶんつまらない世の中になったと書いています。
この漫画では何も悪いことはしていないお父さんが、社会からいきなり放り出されてしまう所を、犬の視点で赤裸々に描いているので、その切なさや、どこに怒りをぶつけていいのかわからない感じはとても心苦しいものでした。
人の主観ではなく、現代の人間社会の冷たさを動物の視点で描いていたのが良かったですね。
最期までお父さんになついていた犬には本当に涙がでそうになりました。
現代社会って優しい人や真面目な人ほど最近では損をしているケースが多い気がします。
必要の無いものを売りつけて、無理やり利益を伸ばそうとしたり、かつての真面目労働者にとっては非常にきつい世の中になっていますよね。僕の前の職場にもそのような人が多くいました。
そういう、優しい人たちがどんどん世の中からリタイヤしていったら、世間はほんとに修羅な世になってしまうのではないかと僕は不安になってしまうこともあります。なんだか嫌ですそんなの。
一部の世の中の人のための社会なんて、社会でないと思うし、セーフティネットは性急に整えてほしいものです。
これだけ文明が進んだし、もう少し優しい世界になっていってもいいんじゃないかなぁ。
こういうお父さんが苦しむような社会っておかしいと思う。
今回は以上です。
「星守る犬」はkindleで現在半額となっていますので、今がチャンスです!
続編もありますので、気になる人はどうぞ!
良い漫画でした。
ーそれでは、また。