傑作韓国ゾンビ映画！「新感染 ファイナルエクスプレス」感想！

どうも、タコヤキです。
想像以上の傑作でびっくりしました・・・！
ヨン・サンホ監督によるゾンビ映画「新感染　ファイナルエクスプレス」の感想です。

っていうかもうアマゾンビデオで見れるんですね・・・。

アクションよし！ゾンビよし！シナリオよし！キャラクターよし！
かなりの傑作でした。歴史に残るレベル！みんなぜひ見て！

感想を一言で言うと・・・「超傑作ゾンビ映画！」

基本情報

　新感染　ファイナルエクスプレス
　監督：ヨン・ハンソ
　出演者：コン・ユ
　　　　　チョン・ユミ
　　　　　マ・ドンソク
　公開日：２０１７年９月
　上映時間１１８分

　ハリウッドでリメイク予定あり！

簡単なあらすじ

　ファンドマネージャーを勤めている仕事人間のソグは妻とも別居し、娘のスアンとはすれ違いの日々をすごしていた。あるとき、スワンが母のいる釜山に行きたいと言い出し、ソグはなんとかして予定をつけ、釜山行きの列車に乗り込んだ。
　しかし、その中でゾンビとなった乗客が紛れ込み、次々と列車内は感染していくが・・・。

　新感染　ファイナルエクスプレスの見所
　・息をつかす暇を与えない閉塞ゾンビパニック
　・意外と泣けるゾンビ映画
　・極限状態で人間の醜さを描いている

　どんな人にオススメ？
　・ゾンビ映画が好きな人
　・パニック映画が好きな人
　・閉塞感が強い映画が好きな人

どんな人にはオススメできない？
　・韓国映画毛嫌いしている人

　どんな作品が好きな人にオススメ？
　・ナイト・オブ・リビングデッド
　・ゾンビ
　・REC

　感想：ゾンビの疾走感と魅力的なキャラで傑作です！

　この「新感染　ファイナルエクスプレス」、最初タイトル見たときはギャグでいれているのかと思いましたが、見たらびっくり！
　近年で一番のゾンビ映画でした！（誇張じゃなくマジで）

　まず量的に半端ないゾンビがなだれのように襲ってくる迫力が半端ない。
　怖いというよりは、むしろ勢いで攻めてるゾンビです。スピード感が他のゾンビ映画ど段違いなんです。

　そんな高速雪崩れゾンビが列車という閉塞している空間で襲ってくるから、見ているこっちが窒息するような映像の連続！しかもゾンビの動きは超すばやい。
　
　さすがにこれだとゾンビが強すぎるので、暗闇で音を立てないと気ずかれないというバランス調整もありました。それなかったら生き残るのはマジで無理ゲー。

　そんなスピード感と閉塞感に圧倒されながらも、輝きを放つのは登場人物たち。
　しっかりとキャラが立っていて物語に没入できます。
　シナリオ自体も非常に感動的です。ゾンビ映画でここまで感動できるシナリオって、今までになかったのではないでしょうか。

　人間の醜さと美しさを両方描き、人間に絶望したキャラの取った行動や、生き残ったものたちが託した希望が同時に描かれている。

　「新感染　ファイナルエクスプレス」はゾンビの迫力も見所ですが、極限状態で保身にしか走らない人間の身勝手さや差別的な要素も取り入れてますので、人間の醜さがこれでもか！ってほど凝縮されています。この映画が人を惹きつける要素の１つでしょう。そういったシナリオ面からもこの「新感染　ファイナルエクスプレス」は面白いのです。

　以下からはシナリオを少し交えたキャラ紹介です。
　楽しみながら読んでくださいな。

　ソグ（コン・ユ）

　本作の主人公であり、家族との時間がとれない社蓄。
　株の世界で生きているからか、自分に得するものではないと判断したら、人であろうと容赦なく切り捨てる性格でした。その性格はゾンビパニックが起きた時でも変わらずでした。
　しかし、サンファの肉体派と交流するうちに周りの人を大切にするようになっていく。

　本作で一番泣けるであろう人物。ようやく娘と打ち解け、周りとも良い関係となり、彼に幸せを改めなおすはずだったのだが・・・。

　スアン

　演技力が光る子役。ソグの娘。社蓄の父が誕生日に２個目のWiiを買ってきたことに絶望する孤独な少女。
　ゾンビの恐怖もそうだが、人間の浅ましい姿を見せ付けられて涙を流す聖人的なポジションにいるキャラクター。

　ソンギョン

　サンファの子をお腹に宿している女性。吹き替え版は坂本真綾が担当してたりする。
　本当にラストはほっとしました・・・。

　サンファ

　筋肉最強。筋肉は正義であること証明するようなキャラクター。最近頭脳派のキャラ多すぎて、逆に肉体派のキャラがすごくかっこよく見えるのは気のせいなんですかね（笑）
　噛まれたら一撃で感染するのに、半袖とガムテープっぽいものを腕に少し巻いて、素手で戦うとんでもない戦闘力を誇る。おそらく一番人気のキャラなんじゃないか。
　っていうか佐々木健介さんとかよりマッチョなんじゃねぇの？

　
　ヨングク

　熱血野球少年だが、ゾンビを殴るためにバットを振るうことになった悲しい青年。
　仲間たちがゾンビになっても、殴れないあたりとても心優しい青年であることがわかる。この子も可愛そうなこだった・・・。

　ジニ

　ジニ係数とは・・・。ではなくて、ヨングクのお友達。これも中々不憫なキャラだった。友達信じるの大事。マジで。

　ヨンソク

　カス世界選手権でトップを誇るカス。
　経営者ってこんなのしかいないのかよ・・・と、偏見をもたれそうなキャラ。
　トイレから逃げるシーンは本当に畜生の極み。自分さえ良ければいいの体現者。
　おそらくだけど、ソグがこのまま家族との愛情とか失っていたら、こんな奴になっていたんじゃないかなぁと思う。将来闇落ちした主人公を表しているキャラ。

まとめ

　色々書きましたが、シナリオ良し、ゾンビ良し、キャラ良しの傑作かつ、大作となっていますので、ゾンビ好きなら見て損するということはまずないでしょう。
　というか、特別ゾンビ好きという人でなくても、十分手に汗にぎり、楽しめるはずです。　最近レンタルが開始されましたので、機会があったらぜひ見て下さい！

　今回は以上です。
ーそれでは、また。