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古典的名作の「蝿の王」!人の本能は獣なのか、それとも悪魔か?

小説日記

 


こんにちは、タコヤキです。


前々から書きたかった「蝿の王」作者:ウィリアム・ゴールディングの感想を書いてみました。
(ネタバレありなんで注意!)

 

 
いやね、この本面白いよ。でも、、、

 

人って怖いや。

 

ってのが読み終わった時の率直な感想です←(小学生並)

 

キングの「死のロングウォーク」でも書きましたが、これもバトルロワイアルのもう1つの下敷きとなった作品です。まず舞台が似てます。無人島で子供達が遭難するところからこの「蝿の王」物語は始まります。
バトルロワイアルも舞台は無人島でした。

 

あっ、こちらもよかったらぜひ。

takoyakitanosiku.hatenablog.com

 


簡単なあらすじはこちらです。

未来の大戦中、疎開地へ向かう飛行機が墜落し、乗員である少年たちは南太平洋の無人島に置き去りにされる。彼らはラルフとピギーの2人を中心に規則を作り、烽火をあげ続けることで救援を待とうとする。
最初こそ協力し合っていた少年たちであったが、元々ラルフと仲の悪かった少年ジャックは、ラルフが中心であることを気に入らず、また食べ物などにも不自由しない島で自由に生きることを望んで、独自に狩猟隊を結成する。ジャックは狩猟隊のメンバーと共に毎日を好き勝手に漫遊し、豚を狩ることで上等なご馳走を得るようになり、やがてはラルフの一派の少年たちもその魅力に引かれ始める。

wikipediaーより抜粋

 


簡単に言えば漂流した子供達は二つの派閥に分かれてしまうわけです。

秩序派VS狩猟派
 
この二つのグループの拮抗がどんどん壊れていき、最後は狩猟派が多数派になります。
このどんどん狩猟派になっていく子供達の過程が怖いのなんの。


だってその過程で仲間の子供が死に、皆でその現実逃避するんですもん。


その中で秩序派は大人の偉大さに気がつくってのが、この小説の面白いところの1つですね。
こんな獣のような人間を押し込んでいる大人はすごいよって、、、
彼らは子供だから感情をコントロールする術もまだ心得てないです。

でもそんな大人でも戦争とかしますけどね(ゲス顔)


余談ですが蝿の王って聖書で悪魔(ベルゼブブ)とあります。
聖書は詳しくは知りませんが、これって人間の心には必ず悪魔が潜んでいるってことだと思います。
すっゲー月並みな感想ですが、、、

だけどこの小説の世界の大人は戦争してるし、その大人たちによってやっとまともな秩序が子供達にもたらされるラストはなんだか皮肉のようにもみえました。

人間ってこの蝿の王と一生付き合うことになるんでしょうね。罪としての象徴というか、切り離せない悪意の象徴というか、、、

本能なんですかね、こういう人間の凶暴性って


そんな悲しい古典的名作が「蝿の王」です。
映画版もあるので、興味がある方は見てみてください。(僕は見てません)


こんな作品が好きな人に「蝿の王」はオススメ!


デビルマン(漫画)


ベルセルク(漫画)


無限のリヴァイアス(アニメ)


漂流教室(漫画)

 

漫画多くてすいません、、、
近所の図書館にも置いてあったので、気軽に読んで見てください。面白いです。
ページ数も普通の文庫より少ないですよ!

 

次回の小説の感想も見て下さい!(Vガンシャクティ風)
ーそれでは、また。