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厨二病必見!田中ロミオ「AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~」 感想

 

好きな緑川光はリオンマグナスです。

 

どうも、タコヤキです。

 

書き忘れてた田中ロミオのAURAの感想です。
思いつきですけど、許して下さい〜。

 

 

さて、このAURAですが、ずばり疾走感が素晴らしいですね!
テンポが良くて、ラノベの如くサクサク読めます!ギャグも面白いです!
けど、内容はけっこうリアル。


厨二病を200パーセント発症し、反省した主人公は、高校で普通の人デビューします。
でも、クラスの痛い厨二病(でも可愛い)につきまとわれて、結局高校デビューは失敗。

 

そっから、いじめとかに繋っていって、厨二病達は生き方を迫られるんです。
これ、厨二病が普通を目指していくまでの話なんです。

 

学校という教室はある意味無法地帯ですし、世の中の縮図でありますよね。
そんななかで、いわゆるイタイ人というのは優秀であっても叩かれるし、集団は異物として排除しようという動きが必ずあります。ぶっちゃけこれはもう人間という生き物の性みたいなものですし、仕方ないというほかありません。


だって所詮は人間だもの。


集団というものに属するには有る程度の常識や空気を読む力がなんだかんだいって必要です。そこで我を通して、ライオンの如く生きれる人は少数です。とても悲しいことですが。いつまでも自分らしくなんてものはかなりのハードモードです。バイオ初見でナイフクリアするもん。

 

結局厨二病の人たち自分達の好きな世界をむき出しに生きているから、傍からみたら気持ち悪いし、ムカツクものにしか映らないんです。結局、特殊な自分を見てって必死なんです。一生懸命発信しているわけですよ。イタイ部分をさらけ出して。でもそんな独善的な部分は当然ながらしっぺ返しをくらいます。そんで、それで多少常識と付き合うことを受け入れれば、それなりに生きていけるんですが、そうでない人はその世界から消えるしかありません。


場所を変えるか、自分を変えるか。辛い選択ですね。

 

という訳でその普通や常識を必死になって獲得した主人公が、必死に厨二病のヒロインを説得していく話なんですよ。結構リアルでいやな話じゃねぇか。と思った人。そんなことありません。

 

結局、みんなそういう「イタイ部分」は持ち合わせています。
ラストシーンは作中のキャラクター達がイタイ部分をさらけ出してお祭り状態になります。厨二病賛歌。
けど、それはいつまでも続くことはありません。
結局みんな普通を学ぶことになります。
イタイところを持ちながら。

 

そんな生き方はつまらないこともだるいことも多いのでしょうけど、必要なことでもあるのでしょう。少なくてもそうゆう生き方が良いという人は必ずいるでしょう。いやだという人間も。


人間ってやっぱり面倒な生き物です。

 

AURAは映画もやっています。最近調べて知りました(汗)
さくっと読めるあたりがラノベの良いところですので、気になった方はぜひ読んでみてください。

 

昔、厨二病だった人はちょっと恥ずかしいかも(笑)

 

という訳で、今回は以上です。
ーそれでは、また。